私は文章を書くのが好きで、
書きたいときに書きたいことをブログに書くのが好きです。
『私が感じたことや気づいたことが、誰かの「糸口」になればいいな。』
そんな思いで書いています。
「教えたい」というより、ただただ「表現したい」というニュアンス。
だけど、書くのがしんどいときが、実はけっこうありまして。
常にルンルン気分でいられないということはつまり、
「言葉で表現することが”好き”という気持ちは、偽物なんじゃないか」と
自分で自分を疑うことを、頭の中で何度も繰り返してきました。
だから、先日の『カンブリア宮殿』に出ていた
バルミューダ社長の寺尾玄さんの生き方に、救われた気がしたんです。
「楽」と「楽しい」は全く違う物で、バランスは人それぞれ考えればいいけれど、
私は120%「楽しい」を選びます。だから、基本的には「苦しい」んです。
文脈としては、こんなことを仰っていたんです。
「家電ではなく”体験”を売る」「他の真似はしない」という信念の元
商品アイデアを社長自らが出しているそうなので、
”創り出す苦しさ”を常に強く感じていらっしゃるように私には見えました。
そして何より、情熱的で、すごくすごく楽しそうでした。
※『カンブリア宮殿』公式HPはこちら
「情熱を傾けられるもの」や「好きなこと」には、
「辛い」「苦しい」といった感情が介入したらいけないものだと思ってました。
負の感情が混ざっている時点で、「好き」という気持ちは不純なのではないかと。
でも、もう、その疑問は晴れた気がします。
「こだわり」や「理想」あるいは「執着」があるからこそ、苦しくもなる。
それでもやっぱり離れられなくて、求めてしまう。
「好き」の対象は、中毒性を持つ悩ましい存在なんです、きっと。
むしろ、ワクワク純度100%の「好き」こそがフェイクなんじゃないかな?
いくら書き続けても、完璧も完成もゴールも存在しない。
素敵な文章を目の当たりにすると、
読み手として幸せな気持ちになる一方で敗北感と嫉妬を感じて、
心の中はだいたいいつも忙しい。
手が届かないことを知りながら、それでも、追い続けてしまう。
また一言、また一文、とキーボードを叩いてしまう。
なんだか、片思いをしてるみたい(笑)
でも、そういうことなのかなって今は考えています。
やっぱり私、言葉で自分を表現することが「好き」です。
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