新しいことに挑戦するとき、人は意気込む。
「よし、人生変えてやろう!」
「夢を叶えるために頑張ろう!」
一気にテンションが上がって、やる気がみなぎる。
でも案外、スタート時にやる気に溢れる人ほど挫折しやすいので、
ここのバランスは気をつけた方がいいです。
これは、私自身の過去の経験や周りの人を観察して感じたことなんですけど、
自分や環境に期待しすぎてモチベーションが一気に上がると、
その反動でモチベーションがどんとすぐ落ちます。
トランポリンと同じ。
ハイテンションで飛び上がると、重力を強く感じながら地面に向けて一直線です。
これは何も、やる気を出すな、と言ってるわけではなくて、
「期待しすぎない」ことが大事だと思っていて。
完璧に成功している自分しか想像できていないと、
ちょっとうまく行かないことがあっただけで、ちょっと失敗しただけで
「いや、こんなはずじゃないし」と現実から目を背けちゃうんですよね。
挙げ句の果てには「やっぱり私なんて…」と自己嫌悪になったり
「この環境や先生が悪いんだ」と人のせいにしてしまったり。
過度な期待なんてせず、目の前のことをコツコツ積み重ねる。
なりたい自分になるために、叶えたいものを実現するために、淡々と作業する。
ある人はそれを「苦労」「修行」「努力」と言うかもしれない。
別のある人は「楽しさ」「刺激」「当たり前」と表現するかもしれない。
いずれにしても、その地味なワンステップこそが、大事なんです。
今年の初めくらいに、私も実は、
サイトアフィリエイトをやろうと超意気込んでいたけれど、
びっくりするくらいすぐ挫折してしまったんですよね(笑)
”不労所得で稼いでいる自分”像ばかりに意識が向いて、
サイトの企画をしてコツコツ記事を書きためる日々の作業から逃げてたんですよね。
うまくいかない、難しい、大変じゃん、と不平不満ばかり。
何もせずにゴールに辿り着けるわけ、ないのにw
「楽に生きる」「自分のやりたいことだけやる」といったコピーも多いけれど、
失敗や試行錯誤なしに理想を手に入れた人なんてひとりもいません。
紆余曲折の過程を楽しむ覚悟。
うまくいかなくても諦めない覚悟。
腹をくくれる人が、自分の人生を手にすることができるんだと思う。
自戒を込めて。
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