周りの人は、私という人間を「人当たりがいい」と表現しました。
ニコニコしていて、穏やかで、主張も激しくなくて。
人を敵に回さないタイプ。
争いや衝突が嫌で、調和を保つタイプ。
空気を読んで、空気に従うタイプ。
それで、なんとなく”イイ感じ”に生きてきたと思います。
無難に生きてきたと思います。
周りを見ることができる冷静さは、時に強みに、時に重荷になった。
周りの顔色や周りの空気を気にしすぎてしまう性格は、
思春期の頃に形成されました。
中学生のときに経験したいじめです。
いじめられてる間も仲良くしてくれる子はいたから、
今思えばそこまで大したことはなかったんだろうけど、
でもとても傷ついて、不登校になっていた時期もありました。
「みんなから浮かないようにしなきゃ」
「目立たないようにしていれば、いじめられなくて済む」
「本当は裏で悪口言われてるんじゃないだろうか」
「嫌われたくない」
それ以来、人を信じるのが怖くなって、主張することはリスクだと思うようになって、
防衛本能が強く働いて、自我を押し殺すようになりました。
だから私にとって「意見する」というのは、トラウマに打ち勝つ勇気が必要で、
すごくすごくハードルが高いことだったんです。
<リスクを背負うくらいなら、私は空気を読みまくって八方美人を生きる。>
というか、もはや自覚すらなくて、
「大人たるもの、上手に世間を渡り歩いて生きていくべきなんでしょ?」と
本気で思っていました。
だから、我を貫き通す人は煙たく感じたし、
意思を持っていて自分の考えを伝えられる人に対しては、
憧れを抱きつつも、人種が違うものなんだと割り切っていました。
たった2年前まで、です。
最近の私しか知らない人にとっては意外かもしれませんが、
誰でも閲覧可能なブログに自分の思ったことを書いていることや
誘いがあっても興味のないものを”行かない”と言えることは
紛れもない『奇跡』であって、
ましてやセミナーに登壇して人前で喋ったり
自分の失敗や本音や主張を本にまとめて出版するなんてことは
『革命』としか言えないんです!!!
「副業」「起業」という切り口ではあるけれど、
15年近くのアイデンティティである「八方美人」という鎧を脱いでいく
0から0.5へのステップアップを書きました。
私と同じように、過去のトラウマに囚われて身動きできなくなっている人の
「勇気の欠片」になれたら、嬉しいです。
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